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Microsoft製Webブラウザの変遷
かつてWebブラウザといえばNetscape Navigatorという時代がありました。その後Windows95用の拡張パックともいうべきMicrosoft Plusに同梱されたInternet Explorer1.01を皮切りに、IE3からIE4にかけてInternet ExplorerのシェアがNetscape Navigator/Communicatorを逆転した印象があります。
Internet ExplorerはIE11が最終バージョンとなり、その後はMicrosoft Edgeとなりましたが、そのMicrosoft EdgeはレンダリングエンジンとしてIEで使われていたTridentのフォークであるEdgeHTMLを使用していました。一方、Chromium版EdgeではレンダリングエンジンはChromiumと同様Blinkとなります。変遷は以下の通りです。
- Internet Explorer:Trident
- 旧Microsoft Edge:EdgeHTML2
- Chromium版Edge:Blink
Chromium版Edgeは現在ベータ版正式版としてリリースされました(追記)
Microsoft EdgeをEdgeHTML利用の旧バージョンからChromiumベースの新バージョンへ移行するタイミングについては現在のところアナウンスがありませんが、現在Windows10にはひっそりIE113が入っていることも考えるとChromium版Edgeが安定板になったらWindows10に追加で同梱、どこかの年2回の大型アップデートのタイミングで旧EdgeとChromium版Edgeを切り替えるものと考えています。ChromiumベースのEdgeが正式リリースされました。
Download New Microsoft Edge Browser
スタートメニューからM→Microsoft Edgeで起動、リリースされたバージョンは79.0.309.65となっています。実は安定版として以前からダウンロードできていたものの最新と同じバージョンになっています。
またEdgeブラウザーではないInternet Explorer 11もスタートメニューから起動できます。
Chromium版Edgeはデフォルトの漢字フォントがいわゆる中華フォント
デフォルトではChromium版EdgeはTimes New Romanを使用しますが、漢字のレンダリングだけ中華フォントになってしまっています。Windows版Chromiumではそんなことないんですが、どうもフォント指定が無指定あるいはRoboto, sans-serifになっているとこうなるようです4
とにかく違和感が凄いので、フォントの設定を変更します。
Chromium版Edgeのフォント変更(現在は漢字フォントのデフォルトが日本語フォントになっています)
現在は取り立てておかしな状況ではなくなりましたがフォント変更方法として記述を残します。カタカナのフォントがちょっと細い感じもあるので。
なお、元の問題はElectron/Chromiumのバグの様です。
オムニボックスに「edge://settings」を入力して移動5
左からAppearanceを選び、右に表示されるFontsの下のCustomize fontsを選択してこの画面に。
適用したいフォントをStandard fontから選択。bingの検索結果に限ればSans-serif fontの変更でも大丈夫です。
私はUIはモトヤフォントを使うことが多いのでモトヤLマルベリ3等幅/MotoyaLMaru W3 monoを使いますが、「拼音」とかで使われる「拼」の字がなかったりするので、BIZ UDPGothicとかもお勧めです。
オムニボックスの検索エンジンをGoogleに
Microsoftが提供するブラウザなのでむべなるかなという感じもしますが、出荷時の検索エンジンがBingになっているので、Googleに変更します。
フォントの変更と同じように「edge://settings」を開いたら、左からPrivacy and servicesを選んで、右に表示されるServicesの中にあるAddress barを選んだら、Search engine used in the address barでGoogleを選びます。
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